入院時重症患者対応メディエーター養成講習会
令和6年度講習の開催方針についてのお知らせ(2024年3月13日更新)
当講習の令和6年度開催につきまして、令和5年度に続きまして2024年5月以降に計12回(6日間)、1回あたり30名を対象とした講習を実施できるよう準備しております。日程につきましてはおおむね隔月で一日ずつ開催日を設定する予定としており、確定した開催日につきましては随時本ページに掲載させていただきます。 各開催時には定員の9〜10倍ほどの参加希望をいただき、多数の方のご参加をお断りする事態となっております。受講希望をいただいた皆さまにはおかれましてはご要望に十分にお応えできず誠に申し訳ございません。 この状況を受け、各回講習の際の受講者数については令和5年度同様、、講師および、受講者3名のグループに1名配置するファシリテーターの参集等を含めた運営体制の状況から、可能な場合に1回あたりの定員30名に若干の上乗せをして実施する方針を継続し、講習の質を保ちつつ少しでも多くの方の受講をお受けして開催する方針といたします。 以上につきまして何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。 |
講習会の内容と運営について(2024年3月18日更新)
突然、重度の意識障害を生じた重症患者とその家族に入院初期から寄り添い、時間に追われる主治医・医療スタッフと患者の家族との間に入って、患者家族の不安や知りたいことについて、両者間を丁寧につなぐことで、患者とその家族が納得の行く入院治療を継続できるように、そして医療者側にも満足感が得られるよう、その調整役となる「入院時重症患者メディエーター」を育成するための講習です。
本講習は当初対面式で開催しておりましたが、令和3年度よりオンライン開催にて実施しております。事前にオンラインで講義を視聴いただいた後、開催日にオンライン(web会議)上でロールプレイ等のプログラムに参加していただきます。当日には、救急医療の重症例について設定した3つのシナリオにおいて、メディエーターとして、また患者家族や医療スタッフとして、ファシリテーターの助言を受けつつ、それぞれの役割を交代しながら面談室でのやり取りをロールプレイで疑似体験することで、その必要性と役割の大きさを実感していただきたいと思います。
本講習は厚生労働科学研究において内容、教材、対象等を検討したのち、令和4年度より(一社)日本臨床救急医学会・(一社)臨床教育開発推進機構(ODPEC)において講習を運営しており、受講申込の受付や修了証発行等の事務局対応は厚生労働科学研究の研究分担者のもとで継続しておりますが、円滑な対応ができるシステムの導入も進めていく予定でおります。
講習会の運営、資料、講習内容など、よりよい講習を目指しこれからも改善を図ってまいりますので、参加された皆さまには、忌憚のない意見を頂き、今後の改訂に活かしたいと考えております。また、より多くの受講者に対応できるようファシリテーターも増員する方針となっておりますので、ご興味のある方は事務局までご相談ください。
受講対象者・選定につきまして(2024年3月18日更新)
受講対象につきましては、必要な医療資格等を明確に設けているわけではございませんが、重症を含めた救急医療の現場で、入院後72時間以内の早い段階で家族対応される方の受講を想定しております。
本講習の受講者は職種、診療科または部門、救急医療におけるご経験などの提供いただいた情報をふまえ、所属施設や職種等の偏りがでないことも考慮して選定する方針としております。令和4年度以降、定員を大きく上回る受講申込をいただいている状況であるため、現状では限られた受講枠のなかで、下記に該当する方の優先度を上げて採用させていただいております。
・とくに生命の危機にある重症患者に対応する医療機関(救命救急センターを有する等)
・救急医療への関与が大きい部門(救急・集中治療関連)、職種(看護師・MSW・心理職)
ただし、該当する方であっても、参加のご希望に添えない場合がございますこと、何卒ご容赦ください。また、
これまでの講習や実務者発表会で頂いたご意見などから、重症患者受け入れ医療機関のみならず、二次救急医療機関所属の方や、上記した職種以外の方にも受講機会を広げる方針で。
なお、病院の管理部門などで、入院時重症患者対応メディエーターの配置等の検討のため知識を得たい方におかれましては、下記に講習用テキストとしてご紹介しております書籍をご利用ください。並行して、今後、制度面を含めた情報提供を早期に発信できるよう努めてまいります。
診療報酬加算との関連につきまして(2022年11月14日掲載)
本講習は、診療報酬点数表 A234-4 重症患者初期支援充実加算の施設基準における「医療関係団体等が実施する特に重篤な患者及びその家族等に対する支援に係る研修」に相当するものとして開催しております。
講習内容における医療メディエーションについては、医療メディエーター協会(JAHM)により実施されております医療メディエーター研修の内容を取り入れ、講師・ファシリテーターに関しての協力も得ております。しかし本講習は入院時重症患者への対応に特化しておりますので、医療メディエーター研修とは互いに代替できるものではなく、講習受講による診療報酬上の扱いも異なりますのでご留意ください。
開催概要
- 日程(令和6年度):
第1回・第2回:2024年5月25日(土)※受付終了(合計申込数350名)
第3回・第4回:2024年6月29日(土)※受付終了(合計申込数558名)
第5回・第6回:2024年8月18日(日)※受付終了(合計申込数332名)
第7回・第8回:2024年9月28日(土)※受付終了- 第22回日本組織移植学会総会・学術集会関連イベントとして、午後の第6回はオンライン+対面のハイブリッド形式にて開催
第9回・第10回:2024年11月2日(土)※受付終了
第11回:2024年11月17日(日)時間 13:15 〜 16:45
第12回:2024年12月6日(金)時間- 第26回日本救急看護学会学術集会(会場:東京ビッグサイト)前日セミナーとして対面形式のみにて開催します(定員15名予定)。参加受付は同学術集会にて行い終了いたしました。
午前中午後予定
第13回・第14回:2025年1月11日(土)※受付終了- 日本蘇生学会 第43回大会(会場:大宮ソニックシティ)内にて対面形式のみにて開催します(定員15名予定)。参加受付は同学術集会にて行い終了いたしました。
2025年2月 開催検討中
2025年3月22日(土) 受付期間:2025年1月8日〜1月15日予定
計12回(6日間)計16-17回程度開催予定
- 時間:AM班 9:30~13:00 PM班 14:00~17:30
※状況により時間を延長、または変更する場合があります - 会場:オンライン開催(Zoomを使用)
※開催回により対面形式とする場合があります - 定員:各回30名予定
※運営状況により可能な場合には定員に若干の上乗せをいたします - 受講費用:15,000円(令和5年度より変更)
※受講決定後入金のご案内を差し上げます - テキスト:「入院時重症患者対応メディエーター養成テキスト」(へるす出版、2023年5月下旬刊行)
プログラム(3時間30分)
- 主催者挨拶、講習会に関する事務連絡(15分)
- ロール・プレイ(3人1組)3課題(190分)
- 終了挨拶、質疑応答等(5分)
(※オンライン開催においては修了証は終了後に送付します)
講師
- 横田 裕行(日本体育大学大学院保健医療学研究科教授、厚生労働科学研究移植医療基盤整備研究事業「脳死下、心停止後の臓器・組織提供における効率的な連携体制の構築に資する研究」研究代表者)
- 三宅 康史(帝京大学医学部救急医学講座教授、同研究分担者、日本臨床救急医学会 教育研修委員会)
- 和田 仁孝(早稲田大学大学院法務研究科教授、同研究協力者)
参加申込
11月13日(水)17時をもちまして、2025年1月11日開催分の講習参加申込の受付を終了いたしました。受講可否につきましては11月下旬までに受講可否を判断しお知らせする予定です。 |
参加申込受付期間になりましたら、受付フォームへのリンクを設置いたしますのでそちらよりお申し込みください。
(受付期間に受付フォームのリンクが表示されない場合、ページの更新・再読み込み等をお試しください)